学習会案内 ラボ・アスナロ連続講座3
福島から避難している母の言葉
“原発労働者の息子が目をさましてほしい”
-〝「お母さんの仕事は福島の事を伝えること」と娘に背中を押されてきました〟木田節子さんが、公の場で福島の事、自分の事、そして息子の事を発言するようになったきっかけです。福島県富岡町から水戸市に避難している木田節子さんのお話を一緒に聞きませんか。-
第3回ラボ・アスナロ学習会は、福島第一原発から8キロの町、富岡町に住んでいた木田節子さんのお話をお聞きします。木田さんは現在、水戸市で避難生活をしています。
木田さんは「原発反対運動に参加しているのは、他の原発立地県、市町村に住む方に、福島の思いを繰り返してほしくないということと、被曝者や原発労働者を軽く見ている電力会社や政治家、科学者など、推進してきた者たちへの抗議の気持ちからです。誰も住まない町の荒れ果てた悲しさ、検問ゲートからわずか20分の我が家に自由に帰れないもどかしさなど、みなさんには見えないと思います。」そして、「原発労働者である息子は、〝日本の経済のために原発は必要なんだ〟といいます。」母である木田さんは「私と息子は今も分かり合っていません。対立したままです。でも、あきらめず対話を続けていくつもりです。私の活動は、息子を取り返したくてやっているんです。息子が目をさましてほしいと思っています。それまであきらめず続けていきます」と母の思いを語っています。
多くのみなさんと福島の現状、そして、原発労働者の息子をもつ母の思いを共に聞きませんか。
日 時:9月30日(日)午後1:00から
会 場:放射線測定室アスナロ学習室
参加費:500円(資料代として)
放射能測定室アスナロ地図
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